令和6年度　第17回東六小の桜と音楽を愛でる会

 仙台・東六番丁小の桜をシンボルに　

地区住民らが13日に演奏会開催

2024年4月12日 河北新報社　夕刊掲載 

　仙台市青葉区の東六番丁小の校庭にある桜をシンボルに、地域活性化を図る催し「東六小の桜と音楽を愛（め）でる会」が１３日、同区の常盤木学園高シュトラウスホールで開かれる。地区住民による実行委員会が主催し、今回で１７回目。

　東六小スクールバンドのほか、近所にある五城中と常盤木学園高の各吹奏楽部、同小の出身者らによる「ち～むぎゃっぱ～ず」、東北チェロアンサンブル「銀河」が出演。歌謡曲、ジャズ、クラシックのスタンダードナンバーを披露する。地元の宮町商店街からも屋台が１５軒前後出店する。

　愛でる会は約２０年前に始まった。同小に樹齢約４００年とされる市保存樹木のエドヒガンザクラがあり、学区内にプロの音楽家らが複数暮らすことから企画された。同小が建て替え工事中のため、昨年に続き会場を変更している。

　実行委代表で東六地区連合町内会長の千葉富士男さん（６４）は「東六小の桜と音楽家は地域の宝のような存在。コロナ禍や小学校の工事のため、桜の近くで演奏することは難しい状況が続いているが、音楽を通して顔の見える関係を育てていきたい」と話す。

　午前１１時半開演。入場無料。連絡先は実行委事務局の東六コミュニティ・センター０２２（２６３）５３１１。

　写真：①校舎の建て替え工事が進む中、今年も見事に咲き誇る桜＝１０日

　　　　②地域のシンボルとして親しまれている東六番丁小のエドヒガンザクラ＝２０１９年