22 宮町にあった2軒の映画館があった?

【答えの要約】

北映劇場は、今の北四番丁通りと宮町通りが交わる宮町 丁目交差点の北西角にあり、現在の西友の東向かいには仙台銀映があり、錦町には錦映画館がありました。しかしそんな映画全盛の時代も東京五輪(39年10月)を境に、テレビ普及の呼び水となり徐々に退潮傾向となり、北映劇場は、「昭和40年を過ぎてからは500人収容のホールに客が3~4人ということもあり閉店し、飲食店が入るビルに変更され、現在は、北四番丁通りとなっています。 

 

北映劇場を経営していた藤野光義さんの次男・勝宣さんは「北映劇場は、今の北四番丁通りと宮町通りが交わる宮町 丁目交差点の北西角にありました」。宮町で写真業をしていた光義さんが、地元の発展につながればいいと経営に乗り出したのは昭和 年のこと。光義さんは松竹の大船撮影所でスチールカメラマンとして働き、蔵王で映画を撮るほど映画好きだったそうです。北映劇場では、石原裕次郎主演の仁侠映画「鉄火場破り」や アニメ「鉄腕アトム」など実に多くの映画が上映されていました。

また、現在の西友の東向かいには仙台銀映があり、錦町には錦映画館がありました。しかしそんな映画全盛の時代も東京五輪(39年10月)を境に、テレビ普及の呼び水となり徐々に退潮傾向となり、「昭和40年を過ぎてからは500人収容のホールに客が3~4人ということもあり閉店し、飲食店が入るビルに変更され、現在は、北四番丁通りとなっています。 

【仙台市】1960年昭和35年仙台には27館の映画館がありました。

仙台東映劇場(東一番丁29)、仙台東映パラス(東一番丁29)、仙台日活劇場(東一番丁28)、仙台松竹映画劇場(東一番丁88)、仙台中央劇場(東一番丁84)、仙台有楽座(東一番丁)、仙台名画座(東一番丁83)、大映仙都劇場(東三番丁40)、日乃出劇場(東五番丁17)、仙台東宝(東五番丁27)、日乃出五階劇場(東五一番丁17)、日乃出地下劇場(東五番丁17)、日乃出ニュース劇場(東五番丁17)、第一映画劇場(東五番丁5)、ミリオン映画劇場(長町大道西1)、公園劇場(鉄砲町5)、南街映画劇場(舟丁64)、錦映画館(錦丁21)、仙台コニー劇場(支倉町58)、東北劇場(本櫓丁15)、連坊映画劇場(連坊小路61)、ロマンス座映画劇場(堤町土手下3-1)、北映劇場(宮町92)、仙台青葉劇場(南光院丁8-6)、仙台銀映(小田原北二番丁通)、東日乃出劇場(原町苦竹32-4)、苦竹東映(原町苦竹金屋敷24)

 

 

お宮プレス 第22号 巻頭特集 2頁~3頁

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